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「おみそ」でつながる日常

コミュニケーションのようなオミソケーション

コミュニケーションのようなオミソケーション

コロナウイルスが猛威を振るい、様々なイベントが中止に追い込まれる中、いつもと変わらない日常で御仕事をされているお店があると聞き、行って来ました。
 
それもその筈、私も注意を受けたのですが、ここ「鹿央みそ」は、味噌を作っているため「菌」の扱いにはとても注意を払われてまして、工場内は絶対に入れないということを念を押されます。菌とウイルスの違いはありますが、プロフェッショナルな方々に安心。
 
「納豆は食べてきてませんか」運よく食べてなかったので、撮影の許可が下り胸を撫で下ろしました。
※納豆菌が×だそう
鹿央みそは、物産館や他のお店にも少量あります

鹿央みそは、物産館や他のお店にも少量あります

「味噌」と簡単に言っても、千年近い歴史があるそう。何故、ここを始められたのかは、お店の前の大きな看板が教えてくれます。
 
平成元年時の県知事・細川護熙さんが「この味噌はうまい。この味噌で町おこししませんか」と言われたのがきっかけだとか。何とも無責任な発言のようだけど、今年で33年目ということで、細川さんの先見の明も素晴らしい。
 
私が来てからも常連の御客さんが集まっている。それもそのはず「鹿央みそ」は月に2日しか開かない。
第1土曜日と第3日曜日のみの営業。
※時間は9時〜15時頃まで
皆さん仲が良い。代表の国津さんは●●歳!お若い

皆さん仲が良い。代表の国津さんは●●歳!お若い

工場にいらっしゃってた鹿央みそを作られている鹿央町生活研究グループの方々。
左上から福原さん、春川さん、吉本さん、国津さん。(代表の国津喜久代さんを囲んで)
 
菌の扱いには慎重。なので写真も外から撮らせて貰った。
 
月2回のみの営業なので、メンバーの近況や来られる方々とは情報交換がてら楽しくおしゃべりをされている。
6月は5日と20日です❗
新商品の「ゆず麹」。今咲いている古代蓮がアクセントになっているパッケージ

新商品の「ゆず麹」。今咲いている古代蓮がアクセントになっているパッケージ

鹿央みそは、国内産の野菜(お米は山鹿産)しか使わず、出来るだけ良質なホンモノの手作り味噌を、適正価格で販売することを大事にされているそう。また、塩分も摂り過ぎないように気を配られている。
近くの保育園や小学校にも使われているそうで、地域の方が作るお味噌の愛情ある給食というのは、とても贅沢に思えますね。
お一ついかが?

お一ついかが?

値段表を見ると、量を多く買う方が「単価」が安くなっていく。また、常連さんはタッパーを持って来て買われるが、上記画像のように容器に入っている味噌もあるので、お土産には◎
 
詳しくは行って聞かれてみてください、麦25合わせ25など数字の意味も。
 
そうね、今でこそスーパーやコンビニに売ってあるけど、昔はこうやって量り売りしてたんですよね。
鹿央物産館内で食べれる「だご汁定食」800円

鹿央物産館内で食べれる「だご汁定食」800円

先程、愛情たっぷりのお味噌の愛情ある給食と言って、食べれないのが残念と思ったのですが、近くの鹿央物産館で食べれるということです❗
 
しかも「だご汁」になってます!古代米も一緒に味わえますので、愛情に飢えている方は是非行かれてみてください。
地域の人には無くてはならないものになっている

地域の人には無くてはならないものになっている

コロナウイルスというのは、人との繋がりやコミュニティというのを分断するモノだと感じる。人々は不安になり、普段の日常は改ざんされていく。しかし、ここに来たらそんなことは不思議と感じない。
何か温かい気持ちになってお味噌を買って皆さん帰っていく。
なぜだろう?
それは偽りなく当たり前のことをされている「自信」のような、もしくは地域の「誇り」のような揺るぎない「想い」があるからなのかな、と「合わせ25」で作った味噌汁を飲みながら思った。(佐枝)
 
 
「鹿央みそ」
電話番号    090-8222-1051
     FAX         0968-44-1051
営業日    第一土曜日・第三日曜日のみ
 
↓「鹿央みそ」は鹿央町農産物加工施設横になります


 

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