半崎美子を知っていますか
半崎美子という人を知っていますか?※正式には「ア」
今年デビュー3年目になるシンガーソングライター。
なぜ彼女は歌うのか、何を見てどう感じているのか。
なぜ涙を流すのか、そしてまた頑張れるのか。
今月の24日に山鹿市・八千代座でピアノライブをされる半崎さんを、少しばかり探ってみようと思う。
半崎さんの来歴は並々ならぬモノがある。公式HPによると、こう書いてある。
「北海道の大学在学中に音楽に目覚め、大学を中退し単身上京、パン屋に住み込みで働きながら曲を書き続けた。
歌うと会場のどこかで必ず涙を流す人がいる。そんな個性豊かな歌声とメッセージ性に富んだ歌詞、そして生き方そのものに共感する人が全国から集まり、17年間どこにも所属することなく、個人で東京・赤坂BLITZの単独公演を3年連続開催、ソールドアウトさせた。
人の心に寄り添いながら作る歌は、全国のショッピングモールを回り歌い続け、出会った人々の人生に触れ、涙に触れて、生まれた。
「ショッピングモールの歌姫」として数々のメディアでも取り上げられ話題となり、17年の下積みを経て、2017年4月にメジャーデビュー。」
サラッと書いてあるが、17年間の下積み生活は凄いことのように感じる。
インタビューで諦めなかったのかと聞かれ「まったく無かった」と答えている。
半崎さんの芯の強さ、諦めの悪さ(?)、前向きさや行動力は生まれ育った北海道の開拓精神から来ているのだろうか。
また公式HPにはこう書かれている。
「これまでどこにも所属せずに活動してきたこと、最初は弱みだと思っていた個人の活動はいつしか強みになっていました」
半崎さんのコンサートを見に行ったことがある。
一曲一曲を大切に歌い、時には涙し、最後は深々と頭を下げられる、もちろん観客も涙を流している人がいる。
ショッピングモールなどで数曲歌い、その後数時間CDを手売りされているスタイルは、コロナ禍の現在は「封印」されているけど、また再開されるのが待ち遠しい。
代表曲の「サクラ」「明日へ向かう人」「空の青」は、人の「死」に触れ、生まれた曲である。
半崎さんは「ショッピングモールなどの数々のかけがえのない出会いから歌が生まれ、その歌がまた新たな出会いを呼びました」と言われている。
人との出会いが彼女の琴線に触れることで独特な詩と世界観が生まれ、生来のミックスボイスによりさらに昇華されているのだと思う。
「あなたの夢は今も続いている
あの星は叶えるのを待っている
正しい場所へ出ようとして
どこにも行けなかったのね」
「あの海に帰りたいなら」の詩は、現代の人を責めずに優しく想っている。
どれも心に「沁みる」曲ではあるけどもお勧めは「明日へ向かう人」です♪
そんな半崎美子さんが、熊本県山鹿市にある重要文化財「八千代座」でピアノライブをされます。
10月24日(土)14時開演
この日は、山鹿中学校の合唱部も一緒に華を添えてくれます。半崎さんは日本各地の合唱部と歌うプロジェクトもされていました。
八千代座での半崎美子!どんな景色が生まれるのか、今から楽しみです!(佐枝)
※画像は公式HPより御借りしております