地域と文化を育てよう!おもてなしプロジェクト(2)山鹿青年会議所
では、今回の山鹿青年会議所の事業「地域と文化を育てよう!おもてなしプロジェクト」について、担当委員長の関口和良さんに御話を御伺いしていきたいと思います。
まずは、この事業を行うきっかけから御伺いしたいと思います。
「はい、やはり一番は理事長である江藤理事長の想いを形にしたかったというのがあります。理事長のキーワードは「変革」です。私自身、山鹿地域において変革を行いたいと考えました。
一昨年前、鹿児島のやねだんの豊重さんと御話をする機会がありました。地域力は文化力と教育力で向上すると言われ 、共感しました。」
やねだんの豊重さんは、エネルギーのある方ですよね?人口300人の限界集落が活性化しているという。
「はい、エネルギーを頂きました。山鹿は「みなし過疎地域」に指定されています。それは地域力の低下に他なりません。山鹿の魅力は各地沢山ありますがPR不足が否めません。今回の事業を通して山鹿の魅力の掘り起こしを行いたいと思っています。」
では今回の事業の流れを説明して頂きますか?
「今回の私たち委員会の事業は、他団体と協力し、山鹿の地域力向上を行うのが目的です。
・ONSENガストロノミーウォーキングin山鹿の中で、山鹿の魅力をPRする
・地域と観光をテーマにした講演会を行う
大まかに説明するとこんな感じです。」
ONSENガストロノミーウォーキングは、今、日本各地で行われている体験型イベントですよね?
「はい、温泉とお酒がある地域を歩いて食べて楽しもう!というものです。今回、私たちは八千代座近辺を担当しています。八千代座裏の広場では山鹿らしいデザートを振る舞う予定です。また、醸造文化が盛んな地域ですので、酒樽を使ったベンチも作成しています。」
それは楽しみですね!講演会は誰が行われるのですか?
「講演会は、ONSENガストロノミーウォーキングを運営されているANA総合研究所(以後ANA総研)の小川会長が、行う予定です。」
ANA総研とはどんな所でしょうか?
「ANA総研さんは、国内外での地域活性化やブランディング、地域創生事業において第一線で活動されている企業です。ONSENガストロノミーウォーキングに参加されると御伺いしましたので、せっかくだからということで御願いしました。」
そんな方の講演会をされるんですね。
「はい、しかしその講演会はあくまで対内向け事業ということで、山鹿青年会議所メンバー向けにして頂きます。江藤理事長の言われる変革は、私たちに向けても言われていますので。」
なるほど。少しもったいない感じがしますが(笑)
「40名程で行う予定ですので、良かったらどうぞ。変革されたい方は大歓迎です!」
ありがとうございます、では変革の先と言いますか、山鹿青年会議所さんが望む山鹿とはどんな地域でしょうか?
「これは事業だけを言いますと、私たちは今、山鹿地域に住んでいます。今回、ANA総研の小川会長、岡田社長がいらっしゃって、山鹿という地域を御覧になられて、どう思われるか。それだけじゃなく200人以上の山鹿市外の方もいらっしゃいます。お客様は体験した情報を拡散してくれます。そして私たちは、そんな方たちをおもてなしすることによって、いろいろな「気付き」があると思います。メンバーにはそんなお客様たちが山鹿をどう感じているかを感じて欲しいと思います。」
それが地域力のある山鹿に繋がるということでしょうか?
「はい、青年会議所の事業は単年度制で継続はしません。しかし、この事業を通して、新しく見出だせる価値観の創出を含め参加したメンバーが琴線に触れ、山鹿という地域をメリットに捉えてもらい、数年後でも若い方が山鹿をさらに自慢できる「きっかけ」になって頂けることを願っています。」
ありがとうございました。(佐枝)