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芸術とは地域を想う心から

「Galleria ASSISI(ガッレリア・アッシジ)」

森田貴博さんと平井栄美さん芸術家2人によるアートユニットだ。

現在、山鹿市久原でギャラリー兼工房を運営されている。

山鹿でされている「芸術活動」を聞いてみた。

山鹿市久原は、山に近く自然が多く残る地域。ギャラリー入口前には山から来る鳥のために鳥小屋も設置され、自宅兼工房には薪ストーブも入れられている。

中に入ると、玄関に作品が飾られている。

「Galleria ASSISI」は、イタリア中部にある「アシッジ村」から。

画家の森田さんは、アシッジ村が気に入り、そこをモチーフにした油絵を多く描かれている。牧歌的で人と気候が素晴らしい村の情景を、今でも想ってられるみたいだ。

お二人はクリスチャンでもあることから、宗教画にも精通されている。

平井栄美さんは銅版画をされていて、イタリアの額に入れられた作品を買うことも出来る。今、近くの小学校に定期的に版画を教えにも行かれているそう。

お二人の活動の芯には「信仰」という軸がある。誤解を恐れることなく質問をしてみた。

「本来、地域と信仰は一致しているものです。アシッジ村ではそうです。私たちは、作品を作りますが、この久原の地域がもっと良くなっていくような活動をしていきたいと思っています」と森田さん。

見せてもらったのは「久原の紙芝居」。元々久原に残る「伝説」をお二人が掘り起こし、絵と文章を考え作られたそう。

「今の若い方はこういう話を知らないんじゃないかな。でもせっかく地域に残っている話は、繋いでいってもらいたいと思います。地域に愛着を持って、久原に残る子ども達が増えてくれたら嬉しいですね。」

定期的に紙芝居をされているみたいだけど、最近は近くの小学生にも挑戦させているそう。森田さんが言われるように、こうやって地域に愛着を持っている芸術活動は森田さん夫婦だから出来ることだ。

「今度はツリーハウスを作りますよ」

牧歌的な雰囲気の中で、芸術作品と窯出しピザ。その時は是非伺います!

今回、奥さんの平井栄美さんが山鹿の豊前街道沿いの古民家ギャラリー百花堂で「〜SCENE<版画のある情景>展〜」をされているということで行ってみた。

版画は木版画・コラグラフ紙版画・銅版画を展示されていて、販売もされている。

銅版画の工程は古くからされている技法で聞いたけど難しかった。入口に写真入りで紹介されていたので気になる方はチェックしてみてください。

思ったより小さい作品だけど、近くで見ると濃淡もあって素晴らしい。

版画の良い所は、何枚も刷ることが出来るので比較的安価で作品を購入出来ることにある。気軽に「作品」を自分のお気に入りの所に飾るのも楽しい。

※私も一つ購入しました。

作家さんによると思うけど、私は銅版画の手に収まる「小ささ」がとても好きになった。

小さいけども、作品の中にいろんな「想い」を込めて創られた世界。

山鹿の久原から牧歌的な温かい芸術活動である地域活動を、今後も期待しています。(佐枝)

百花堂では5/26日まで、在廊もされているので詳しくは聞かれてほしい。

電話 070-5083-3993    

Mail    galleriaassis@gmail.com

HPはコチラ

「Galleria ASIISI」ギャラリー兼工房の場所は下記↓

    

 

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